2. 画面の説明
2.1. 各部名称と機能
- ① Start (deg)
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測定開始角度を設定します。
- ② End (deg.)
-
測定終了角度を設定します。
- ③ Step (deg)
-
読み取り角度を設定します。 通常は、Step scan XAFSのXANES領域でのステップ角を設定します。
- ④ Total time(sec)
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測定時間(秒)を設定します。
- ⑤ fix θ (Piezo TuneでFixed θを選択すると表示されます。)
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Piezo Tune を行う分光器の角度(°)を設定します。また、calc.ボタンを押するとStart と Endの範囲の中点の角度が設定されます。
- ⑥ Piezo Tune
-
Δθ1スキャンのモードを選択します。
・Auto θ: θがStartとEndの範囲の中点の角度まで動いた後、Δθ1スキャンを行います。
・off: θがStartとEndの範囲の中点の角度まで動きますが、Δθ1スキャンは行いません。
・Fixed θ: fix θで設定した分光器の角度θでΔθ1スキャンを行います。 - ⑦ Loop
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繰り返し測定の回数を設定します。
- ⑧ Interval(sec)
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繰り返し測定での各測定間の間隔時間設定します。
- ⑨ Skip
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繰り返し測定中に測定を中止する場合にこのボタンを押します。
繰り返し測定を中止したい場合は、STOPを押してください。 |
- ⑩ 19SSD counter
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19素子SSDを使用する際に使用する処理系(xMAP)を選択します。
- ⑪ dead time
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数え落とし補正プログラムDeadTimeCorrection.viのデータファイルを読み込みます。
- ⑫ space/tab
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データファイルのデリミタ(スペース切り/タブ切り)を選択します。デフォルトはspaceです。
- ⑬ STOP
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測定を中止したい場合に押します。
- ⑭ START
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測定を開始するときに押します。
- ⑮ Sample name
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コメントを入力します。
- ⑯ RUN(実行)
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このプログラムを実行します。
- ⑰ Abort(中断)
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このプログラムを中断します。
STARTを押した後は押さないでください。 |
- ⑱ Measuring
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測定中に点滅します。
- ⑲ counter error
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カウンターのエラーにより計測できなかった場合に点灯します。
- ⑳ Trigger
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Furnace controller等と同期測定を行う場合にこのボタンをONにします。
- ㉑ Start position
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測定開始角でトリガー待ちをする場合はこのボタンをONにします。
- ㉒ GATE input
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外部接続機器(PILATUSなど)からのゲート信号をタイミング信号として入力する場合には、このボタンをONにします。
4. 使用方法
4.1. 基本設定
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Sample Nameにコメント文を記入します。
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測定開始角(°)を①Start(deg)、 終了角(°)を②End(deg)、読み取りステップ角(°)を③step(deg)、スキャン時間を ④Total Time(sec)に入力します。
・ステップ角は、マイナス(-)で入力してください。
・開始角度 > 終了角度となるように入力してください。 -
⑥Piezo Tune でfixed θ を選択した場合、②Endの右横に⑤fix θが表示されるので、Δθ1スキャンを行う分光器の角度を設定します。
calcを押すとstartとendの範囲の中点の角度が入力されます。 -
データファイルのデリミタをタブ切りにする場合は、⑫space/tabのボタンを押してtabに切り替えてください。
4.3. 繰り返し測定を行う場合
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⑦loopに測定回数を入力します。
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測定間に待ち時間が必要な場合は、⑧interval timeに待ち時間(秒)を入力します。
piezo tuneは、1回目の測定のみ行います。
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測定中に中止したい場合は、⑨skipを押します。 (続けて次のloopの測定を開始します。)
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繰り返し測定を中止したい場合は、⑬stopを押します。
4.4. 外部制御を行う場合
Furnace contoller等を使って同期測定したい場合は、以下の設定を行ってください。
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⑳TriggerをONにします。
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測定開始角でトリガー待ちをする場合は、㉑External triggerボタンの右側のstartをONにします。